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第18話 「あなたが好きだから…(後編)」

*二度目の恋 君に逢いたくて…第18話



亮に大胆な発言をしてしまったこのみ。
亮はそのまま、何も言わずバーから連れ出してくれた。
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そして、エレベーターの前で手をギュッと握ってくれた。
私を安心させるかのように力を込めてくれる。



カチャ
「おかえりなさいませ」
「ただいま。彼女も一緒なんだ。今夜は…俺の部屋に泊まるから」
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「はい、かしこまりました」



「こ、こんばんわ…」
「いらっしゃいませ。ようこそおいで下さいました」
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「すみません…突然…」
「いえいえ、お気になさらないで下さい」



「カイル、改めて紹介するよ。彼女は俺の恋人だ。正確には…つい最近恋人になったばかりだ…」
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「ええ、察しております。素敵なお嬢様ですね。私は、初めてお見受けした時から
亮様にお似合いのお嬢様だと思っておりました」



「そうか?(笑)」
「はい(笑)ちょうどよかった。亮様にご相談があります」
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「ん?」
「明日なんですが、ちょっとお暇を頂いてもよろしいでしょうか?」



「行きたい美術館などございまして。ちょうど明日はこのみ様もいらっしゃる事ですし。
亮様の面倒は、申し訳ございませんがこのみ様にお願い出来ればと…」
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「おいおい、気を使わないでくれよ(笑)」
「いいえ、こんな時でもなければ出かけられませんので」



「このみ様、お願い出来ますでしょうか?」
「え…ええ…でも突然やって来たのは私ですし…その…気を使わないで…」
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「いいえ、さっき申しあげたように、こんな時でもなければ出かけれませんので」
「でも…」



「こう言ってはなんですが、亮様は何も出来ないお方なのであなたがいると助かります」
「そ、そうですか…。…では…私でよければ…」
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「お願いいたします。それではごゆっくりとお休み下さいませ。
私はこれで下がらせていただきます。おやすみなさいませ」



「おやすみ…」
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(サンキュ…)



「俺の部屋へ先に行ってて。風呂でもシャワーでも好きに入るといい。俺は下の浴室を使よ」
「はい…」
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「バスローブもあるから…」
「はい…」



(とうとうここまで来てしまった…)
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(もう後には引けない…。…いいえ、もう後には引かない…!)



カチャ
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(あの時、何故かすぐにでも彼に身をまかせたくなった。あの綺麗な彼女を見たからだろうか?)



(そうかもしれない。けれど、どんな理由にしろ、後悔はしていない。
私は彼が欲しい…。いま彼に抱かれなければ、又余計な事を考えてしまいそうになる)
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(何も考えず、今はただ…彼の温もりに包まれたい…)



「亮さん…」
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「大好きです…」



ザー
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(なんか緊張してる?…俺…)



彼女の口からあんな事を言わせたのは自分の不覚だった。
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いったい、彼女のあの度胸はどこから来るのだろうか?
勇気がいっただろうに…。それとも、勢いで言ってしまっただけだろうか?



だけど、俺は意地悪な男だよ…このみちゃん…。
例え、勢いで言ってしまっただけだとしても、
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君のあの言葉を聞き逃すふりをするほど俺は優しくなんかない。
俺はもう耐えられないんだ…。君を早く俺のものにしたくて、体中が悲鳴をあげてる。



「だから今夜……君を俺にくれよな…」
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「もう君以外の女性は一生涯いらないから…」



― 二宮家 ―



一方、亮から本気になった女性が出来たと聞かされた麗華。
それは彼女にとって、一番聞きたくない言葉だった。
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自分の事は愛してないと、あんなにはっきりと言ったのに…。
それなのにあの女には愛してると、ためらいもなく言うに違いない。



(彼が本気になった…)
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(彼を本気にさせる女性が現れた…)



(今までの女性とは違うですって?)
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(よくも私の前でそんな事が言えたわね…。
私は傷つかない人間だとでも思ってるの?私にだってそれなりの感情はあるのよ)



(そうよ…私にだって当たり前の感情があるわ…)
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「分かったわ…。そう言う事なら私だって…」



「ただ今。お父様、ちょっといいかしら?」
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「お話があるの…」



「麗華か。どうした?今夜はずいぶん早いじゃないか?」
「ええ…今夜は疲れてしまって…」
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「はは~ん、さては遊び飽きたんだろ?どうだ?明日は信也君でも呼んで食事でも?
お前もそろそろ身を固める準備をしたらどうだね?」



「お父様…」
「ん?」
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「お願いがあるの…」
「おやおや何だね?何か欲しい物でもあるのか?」



「違うわ…。そんな事じゃないの…。私…お父様のお仕事を手伝うわ…」
「お前が?」
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「ええ…。そろそろ仕事の事も覚えないと…」
「しかし…」



「なにも全部を覚えようって言ってる訳じゃないのよ…」
「それは分かっておるが…」
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「簡単な事から始めるんならいいでしょ?そうね…手始めに……」



「この町のサッカーチームのスポンサーの件…あれを私にまかせて下さらない?」
「サッカーチーム?」
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「ええ…。全面的に私に任せて欲しいの」
「あそこか…うむ…。ま、あそこならお前に任せてもいいがな…。
しかし、いったいどういう風の吹き回しじゃ?」



「やーね、私だってそういつまでも遊んではいられないって分かってるのよ」
「そうかそうか(笑)お前も考えてくれるようになったか!」
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「そうよ。だから私があそこを管理するわ」
「分かった、分かった(笑)」



「なに、そんなに難しくはない。スポンサーと言ってもあそこは諦めておる。
ただイメージが欲しくてやってただけだ。好きにしなさい」
「そう…好きにしてもいいのね…」
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「ああ、構わん」
「じゃ…スポンサーを降りるのも自由ってわけね…」



「まあ…それもお前に任す。
わしもそろそろ降りようと思ってたところだ。慈善事業も楽じゃないからね」
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「それに、お前が妙に あのチームに肩入れするもんだからやってたんだ。
どうせ気になる選手でもいるんだろう?まあ好きにするがいい」



「じゃ、わしは寝るよ。おやすみ」
「ええ、お休みなさい…」
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そうよ、確かにあのチームには気になる選手がいるわ。



そう、憎らしいほどに、愛おしい男があのチームにはいる。
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(もし、スポンサーを降りたらどうなるかしら?
確かあの監督さんには病気を患ってる娘さんがいるはず…)



カチャ
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(あなたは困らなくても、あの監督さんは困るわね…)



(あなたはあの監督さんを見捨てられる?あなたに頼りっきりのチームも…。
そのすべてを見捨てても、あなたはあの娘を選べるかしら?)
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(亮…確かに、この世の中にはお金で買えない物がたくさんあるわ…。
でもね…お金で買える物の方が多いのよ…。その方がはるかに多い…)



(あなたはいずれそれを実感する時が必ず来る。
そして…あなたを分かってあげられるのは私だけだって事が分かるはずよ…)
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(何故なら、あなたは私と同じ人種じゃなかった?愛を信じない同じ人種。
昔受けた痛手のせいで、あなたは愛を信じる事をやめたはずよ。そうでしょ?)



「君の言うとおり、そう言うのはもうやめたよ」
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「彼女は俺の恋人だ。俺の大事なね…。
彼女は今まで付き合った女性とは違うんだ。俺は彼女に本気だ…」




(いいえ、あなたに彼女は似合わない)
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カラン…



(それなのにあなたはあの娘を抱くのね…)
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(私を抱いたその同じ腕で…あの娘を…)



カチャ
「…おいで…」
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「亮さん…」



「ここへおいで…」
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「…はい…」



「緊張してるだろ?」
「え、ええ…してます…」
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「実は俺も結構緊張してる…」
「そ、そうですか…」



「亮さん…私…」
「…ん…?」
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「私…亮さんに言わなければならない事が…」
「…いま?」



「い、いまです…」
「どうした…?」
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「私…」



ゴクリ…
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「私…」



「私…バージンじゃありません…」
「え…」
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「バージンじゃないんです…。私…前の恋人に…抱かれ…」
「言うな…」



「言うなよ…」
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「亮さん…」



「そんな事は言わなくていいんだ…」
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「いまそんな事を言われたら…その男を今すぐに、ぶちのめしに行きたくなるだろ…?」
「で、でも…」



「でもじゃない。そんな事は言わないでくれ…」
「…でも…抱かれたのはその人だけで…。…それだけは知って欲しい…」
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「分かった…。分かったから…」



「それと…もう一つ亮さんに言わなければならない事が…」
「ん?」
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「わた…私…熱くなれなかったんです…」
「熱く…?」



「ええ…。熱くなれなかったって言うか感じなかったって言うか…。
だ、だから私…もしかしたら…ふ、不感症なのかも…?」
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「不感症…?」
「はい…たぶん…。私って、へ、変ですよね?変って言うか…変態って言うか…」



「変態?君が…?」
「え、ええ…その…」
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「………ぷっ!」



「ぷーーーーー!」
「な、なんで笑ってんですか!私は真剣に悩んで…」
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「だって変態っておかしいだろ?(笑)なんで感じない事が変態なんだよ(笑)」
「あ…間違えた…そうじゃなくて…」



「君はほんとに面白い!(笑)」
「お、おも…べ、別に笑わせようと思って言ってるんじゃなくて…」
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「腹痛てー(笑)」
「もう…亮さん!」



「でもよかった…」
「え?何がですか?」
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「君がその男に熱くなんなくて…。よかった…」
「亮さん…」



「君の過去に嫉妬しないと言ったら嘘になるけれど…けど…俺は今の君が欲しいんだ…。
それに君も知っての通り、俺にも過去はある。俺も、君に知って欲しい事がある」
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「…なんですか?」



「俺は確かにリンダに惚れていたけれど、体はもちろん、唇も重ねた事は一度もない。
それと…この部屋へ女性を入れたのは君が初めてだ…」
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「初めてなんだ…」



「けど、君が変態なら俺はもっと凄い変態かも?」
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「え?」



「君は俺とここでキスをしてから、自分の体が熱いって言ったね?
俺なんか熱いどころの話じゃないんだ」
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「かなりヤバイ事を考えてる。も、犯罪スレスレ…」
「は、犯罪…」



「俺も結構な変態だって事だよ」
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「亮さんが変態…」



クスクスクス…。じゃ私達は変態カップルですね?」
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「ああ、そう言う事」



「だけど…今夜はもっと変になってくれると嬉しいな…」
「あ…」
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「君を早くどうにかしたくてもどかしかった…。君を何度頭の中で裸にしたか…」



「こんな男は嫌い?」
クスクス…
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「好きだろ?」
「教えません(笑)」



「いいや、教えてもらう。よいっしょっと」
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「あ…」



「君の体に直接聞いて見るのが一番早いだろ?……ん?」
「亮さん…」
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「俺が熱くしてあげる…。君を熱くしてあげるよ…」



ドサっ
「俺が……どうにもならないくらい……」
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「だから…変になってくれ…」



亮はそう言いながら…
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ゆっくりと彼女の体を愛撫していった。



「…あ……」
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「…ん……」



「は…」
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「亮さん…亮さん…」



「あ…ダメ…」
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「どうした…?」
「だって…だって…」



「ほんとに…ダ…メ…」
「どうして…ダメ…?」
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やがて亮は、彼女の足をそっと開き、
太ももの内側を触れるか触れないかのソフトなタッチを繰り返した。



このみはその行為に体がゾクゾクしていた。
気が付けば、自分の口から出たとは思えないようなすすり泣きが口から漏れていた。
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そして…亮は一番敏感な部分へと手をはわせる。



「…そ…そこは…ダ、ダメ……」
「ダメじゃ…ない」
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「亮さん!」



「…お願い……ダメ…ダメ…」
「そんな事言ってもやめないよ…」
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「だ、だって…私凄く…」
「凄く…?」



「凄くどうしたの?」
「私…私…」
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「言って…」



「…凄く…変になってる…。だから…恥ずか…あ…やっ!」
「ほんとだ…。だけど俺はもっと変になっても構わないけど?もっと…」
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「…だって……あっ!…は……」
「可愛い声…」



「どうして欲しい…?………ん…?」
「…亮…さ………」
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「俺が欲しい…?」
「そんな事……」



「言いなさい、俺が欲しいって…」
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「あ…」
「言ってごらん」



「ズ…ルイ…」
「ズルくない…」
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「君は不感症なんかじゃない。君のここはこんなにも……熱くなってる…」
「やっ…」



「言って…」
「亮さん…」
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「俺が欲しいって言ってごらん…」
「…や……」



「言うまであげないよ…」
「…はっ…」
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「言わないんならもっと変になるまで攻め続けるだけだ…」
「…あ…あ………もう…もう…」



「言うんだ」
「…だって…そんなこと…」
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「俺が欲しい………そうだろ?」
「あ…あ…」



「亮さん…ほんとにもう…」
「もう……なに…?」
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「お願い…」
「…何を?」



「い、意地悪…」
「俺は意地悪だって言ったろ?何が欲しい?」
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「…あなたが…」
「俺が?…」



「あなたが…」
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「欲しい…」



「いい子だ…」
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そして彼は、いたずらっ子のようにニヤリと笑い、ゆっくりと彼女の中へ入っていった。



ああ…もうどうにかなってしまう…。
体を重ねることが、こんなにも熱く、とろけそうな事だったなんて…
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自分の体が、自分じゃないようだ。彼はたくにみ指を使い、
一番敏感な部分を愛撫しながらゆっくりとリズムを取っている。



「……ん……」
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「あ……あ……」



「君を熱くさせる男は俺が最初で最後だ…」
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そう言いながら、亮は歯を噛み締め、今にも爆発しそうな自分を抑える。



このみは、亮のその言葉の意味を理解しないまま、官能の波の中を漂っていた。
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寄せては返す波の中で、何かが彼女の中ではじけそうになり、体を弓なりにそらせた。



「亮…さん」
「気持ちいい…?」
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「…は…い…凄く…気持ち…いい…」
「俺も…凄く気持ちいい…。もっとこのままでいたい…」



「私…私…こんなの…こんなの…はじ…めて…。…亮さん…亮さん…」
「いいよ…。そのまま…身を任せてごらん…」
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「でも……なんか怖い…」
「怖くない…。俺が側にいるから…」



「は……あ…やっ…」
「シー…。…俺が側にいる…」
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「…ダメ……ダメ…」
「大丈夫だ…。大丈夫だから…」



「…っ!亮さんっ!」
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「………ダ……メ……」
すぐに彼女の体がビクリと痙攣した。



そんな彼女を、亮は微笑みながら見ていた。
そしてしっかりと抱きとめる。
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やがて、亮の体が再び動き出した。
そして爆発へと向かって一気にスピードを上げる。自分を解放するために。



このみはゆらゆらと空中をさまよっているようだった。
決して覚める事のない、夢の中にいるようだ…。
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この場所はとても居心地がいい…。



私は…開けてはならないパンドラの箱を開けてしまったのではないだろうか…。
亮と言う名の…怪しく光る美しい箱を…
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もうこの場所から逃れられないような気がする…。
永遠に…逃れられない…。



そして夢なら覚めないで欲しい…。
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このまま…ずっと…



すべてを解き放ち、おだやかに眠りについたこのみ。
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どことなく顔が微笑んでいるような気がする。



その横で、亮はジッと彼女の寝顔を見ていた。
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本当は、彼女をゆり起こしてもう一度彼女の中に入りたい。
けれど、可愛い彼女の寝顔を見ていると、それも可哀想に思えてくる。



クス…。無邪気な顔しちゃって…」
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「もうちょっと長く頑張るつもりだったのに…」



「君は本当に小さな子悪魔だ…」
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そう言いながら、亮は彼女をそっと抱き寄せ、耳元に顔をうずめた。





続き、第19話(本館)へ 第19話  「幸せなひと時」
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