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第23話 「魅惑的な微笑み…」

*二度目の恋 君に逢いたくて…第23話


― 数日後 ―



「ゴルゴ…そんなに私の胸がよかった…?」
「ああ…最高だ…」
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「うふふふ…あんたも最高よ…」



「ローリー……早くおっぱい…触らせて…」
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クスクス…



「ああ…ローリー…最高だぜ…」
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「やっぱりお前は最高だ…ベイビー…。…たまんねーぜ…ベイビー…」



「…くっ…スゲーぜ…たまんねーぜ…」
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「…ゴルゴ……は…」



「…私もう…」
「ローリー…もう少しだ…もう少しだから…」
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「ゴルゴ!」
「ローリー…一緒に…」



「…本当にもうダメ…ダメ…」
「くっ……もうちょい…」
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「ゴルゴ!」
「ローリー…一緒に…一緒に…ローリー…ローリー!…ロ…」



ドテッ!
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「………あ?」



「…夢…?…なんだ…夢か…」
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「ビビッた…」



「しっかしなんつー夢見てんだよ…イテテテテ…
夢でも何でもローリーをおかずにするなんて俺…頭がおかしくなったんじゃ?」
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「おかず?いやいや…おかずになんかしてねーし。やべーやべー…溜まり過ぎだな…」



「くっそ~どうすんだよ…この中途半端…」
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「だけど もう少しだったんじゃね?
あと1分ってとこだな…いや…30秒?いやいや…三こすり…半…」



「ちくしょう…」
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「………」



(はあ…なんだか絵も書く気がしないわ…。あーあ…マズイな…。
早く気持ちを切り替えなきゃ…)
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(そうだ…先生のとこにでも行って来るか…)



「よいっしょっと。
イタタ…最近どうも腰が…。何の夢見てんだか…どうも夢で暴れてるような…」
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(よし。一応佳作をもらったんだしね。行くか)



(それにしても私の絵が佳作?審査員も変わってんね。
それとも実は実は才能があったりなんかして?まさかね)
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「わっ!ビックリした…沙織か…」



「ローリーさん…」
「どうしたのよ?こんなとこに突っ立って…」
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「ええ…」
「ゴルゴの事?」



「それもありますが…」
「なに?」
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「実は…」



「嘘!」
「はい…。この間のパーティーの夜…鈴之介さんから私より絵の方が大事だからと…」
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「マジで…?」
「はい…」



「そっか…。じゃなんも問題ないじゃん。ゴルゴに言えば?」
「でも…」
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「なんで?鈴之介に悪い?」
「はい…」



クス…恋してる時点で悪いって言えば悪いんじゃないの?」
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「そ、それは…」
「うそうそ、ごめん、冗談(笑)」



「沙織…。鈴之介はさ、あんたの事を思って自分から身を引いたんじゃないかな…。
あんただってあいつが本気で言ったと思ってるわけじゃないんだろ?」
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「え?でも…」
「まだまだネンネだね…沙織は…。あんたより絵の方が大事なんてありえないって…」



「きっと何かに気づいたんだよ…。あんたの心の奥を見抜いたって言うかさ…。
ま、あんたを見てれば誰でも気づくけどね(笑)」
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「わ、私ってそんなに…」
「バレバレだって(笑)」



「そんなにゴルゴが好き?」
「…はい…」
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「そっか…。ふふ…あいつはまったく思ってもみないだろーね…」
「私…ゴルゴさんに気持を伝えるつもりです…。
鈴之介さんには申し訳ありませんが…ゴルゴさんに…伝えます…」



「そう……。がんばれ…」
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「はい…」



(鈴之介さん…ごめんなさい。
私はあなたの優しさに付け込んで自分の思うままに進もうとしています…)
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(本当にごめんなさい…)



幼い頃から許婚だと聞かされて来た。
その事に不満もなければ疑問も感じなかった。
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一生、二人で一緒に生きていくものだと思ってた。
それがどこでどう変わったのか…。



ううん、変わったのは私だ…。
私は彼に出会って変わってしまった…。
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私はもう…このトキメキを忘れられない…



一方、急に二宮財閥がスポンサーを降りた事で呼び出されたチームのメンバー。
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これからいったいどうなるのだろうか。
それぞれの顔に不安がよぎっていた。



「亮…。どう言う事だと思う?」
「さあな…」
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「二宮家が降りたら他のスポンサーもこぞって降りるだろ?したらヤバくね?」



「なあって…。お前なんか聞いてないの?」
「いや…聞いてない…」
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「ぜってーヤベーって!ゲー…最悪だな…」



「………」
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「…かもな…」



「みんな聞いてくれ!」
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「集まってもらったのはみんなも知っての通り、いま我がチームは大変な事になっている」



「二宮家がスポンサーを降りた。
そうなると当然、うちのチームは財政的に困難になるだろう事は察しの通りだ…」
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「不安な気持ちにさせた事に責任を感じている…。すまない…」



「だがうちにはまだ二宮以外にもスポンサーはいる。
それだけでも十分にやっていけるはずだ」
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「そこでだ。これからは他のスポンサーが集まるパーティーに揃って顔を出して欲しい。
友好を深め、これからも引き続きのバックアップをお願いしたい」



「特に亮!お前には率先して出席してもらいたい!」
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「話はそれだけだ!頼んだぞ!解散!」



「なんだかスゲー事になってるな。でもパーティーは亮が一人で出れば十分だろ?」
「お前も当然出るんだよ!」
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「やっぱり?」
「当たり前だろ!」



「面倒くせーな~」
「今夜のパーティーには来いよ!」
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「ヘイヘイ、パーティーでもなんでも出ますよ。さっそくタキシードでも新調しよ~っと♪」



「監督…」
「亮か…」
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「二宮家の会長が急に言い出したんですか?」
「いや…あのお嬢様だよ。今は彼女が全実権を握ってるらしい」



「麗華が…?」
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「ああ…。俺も もう一度頼みに行こうとは思ってるがな…。これが中々会ってくれないんだ…」
「そうですか…」



「一番の問題は二宮家以外のスポンサーまでもが、こぞって降りようとしてる事だ。
現に4、5社からそう言う話が来てる」
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「もう…ですか…?」
「このままではマズイ事になる。今更ながらに二宮家の力を思い知ったよ…」



「お前は確かあのお嬢さんと面識があるよな?」
「はい…」
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「じゃお前からも頼んでみてくれないか?」
「……分かりました…」



「とにかくなるべく多くのスポンサーに会って引き続きの付き合いをお願いしなきゃならん。
それにはお前たち選手の力が必要なんだ。すまんな…」
「いいえ…」
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「悪いがさっそく今夜からパーティーに出席してくれ」
「はい…」



「恋人を同伴しても構わんぞ?(笑)」
「え?」
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「なにトボケてんだよ。お前の恋人だよ」
「ああ…」



「ゴルゴから聞いたぜ(笑)可愛い彼女が出来たんだって?」
「ええ…まあ…」
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「かなり真剣に付き合ってるって聞いたぞ。はは!お前もヤキが回ったな?」
「そう言う事ですね(笑)」



「ならその彼女のためにも早くなんとかしないとな」
「ええ」
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「かならずなんとかなる、大丈夫だ。じゃ今夜から頼んだぞ」
「はい」



(ゴルゴのやつ…べらべらと余計な事喋りやがって…)
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(それにしても麗華が?何故急に このチームの事に興味を持ったんだ?
全く興味がなさそうだったのに…。どうも腑に落ちない。まさか…)



― その日の夜 ―



「本当に私が一緒に行っても大丈夫なんですか?!」
「もちろん」
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「でも場違いじゃないかな~」
「大丈夫だよ(笑)すぐにドレスアップしておいで。待ってるから」



「どうしよう…何を着て行こうかな…」
「なんでもいいよ。君は何着ても可愛いから♪」
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「もう(笑)」
「ローリーも誘おうか?」



「え?ほんとに?ローリーもいいんですか?」
「ああ。ゴルゴも来るし」
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「わ~きっと喜びますよ!」



ダッ
「さっそく言って来ます!」
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「おいおい!転ぶなよ!」



「いかない」
「なんで?」
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「別に…興味ないから…」



「嘘!だってセレブが集まるパーティーだよ?
ローリー、前から行ってみたいって言ってたじゃない。なのにどうして行かないの?」
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「だ、だから興味が…」



「あーっ!本当は行きたいんでしょ?そうでしょ?!」
「そ、そうじゃないし…」
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「いいから行こうよ~ね?」
「行かないってば…」



「ゴルゴさんも来るよ?」
「か、関係ないから…」
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「そんな事言わないで行こうよ~~!
ローリーが行かないと私だけ浮いちゃうもん…。ね?ね?行こう?」



「し、しょうがないな…」
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「もう素直じゃないんだから!早く着替えてよ!」
「分かったわよ…」



「ローリー!ドレスよ!ドレス!」
「分かってるってば…」
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クスクスクス…



(ゴルゴも来る…?べ、別にだから行くって決めた訳じゃないし…)
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(全然関係ないし…)



「おーーー!このみちゃん!お姫様みたいだな~」
「ゴルゴさんったら(笑)」
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「超~~可愛い!食べちゃいたいな~~♪ 食っていい?」
「ダメです(笑)」



「ゴルゴ…それ以上近づくな…」
「ケチ」
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「ケチだもん…」



「あ、お手伝いさんはどうぞこちらへ」
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「誰がお手伝いさんなのよ!」



「あれ?違うの?このみちゃんがお姫様だからてっきりお付のお手伝いさんかと…」
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「ふざけないでよ!こんな綺麗なおベベ着たお手伝いがどこにいんのよ!」



「…また始まった…」
「…ですね…」
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「あの二人…体の相性はいいくせにな…」
「え?」 



「体の相性?何の事です?」
「たまんねーらしいぜ…」
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「は?」
「スゲーんだって…」



ヒソ…ところで亮…」
「ん?」
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「さっき麗華を見たぜ?」
「麗華を…?」



「ああ…。チラっとだけど見かけた」
「ふ~ん…」
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「大丈夫なの?」
「何が?」



「だってこのみちゃんとハチ会わせはさ…」
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「大丈夫だよ。一度二人でいる時に会ってるし」
「あ、なんだ。心配して損した。んじゃ大丈夫だな」



「さ、行こうぜ。会場は二階だ」
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「ボソ…やっぱり大丈夫じゃないかも…?」



― パーティー会場 ―



「お!宮沢君じゃないか!君の活躍はつねづね耳に届いておるぞ!」
「ありがとうございます。こちらこそいつもお世話になっております」
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「いやいや、あれかね?スポンサーの件かね?」
「はい…。是非今後ともよろしくお願いしたく…」



「はは…大丈夫だよ。私は降りたりなんかせん。
むしろ今まで以上にバックアップするつもりでおる。心配は無用だ」
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「ありがとうございます!」



「だがな…私はそう思っても他の連中はそうは思わんかもしれん。
なにせあの二宮家が降りたんだからな…」
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「二宮家と付き合いがある連中はこれを機にスポンサーを降りようとしてくるだろう。
それぐらい誰でも予想がつく…」



(え?二宮家?確か麗華さんの…。そうだ…スポンサーになってるんだったよね。
そっか…スポンサーを降りたんだ。全然知らなかった。でも、どうして突然?)
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(まさか亮さんと別れたせい…?)



「二宮家もなにも今更降りなくともな…」
「僕達も精一杯頑張りますので…」
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「期待しておるよ」
「はい…」



「ところで隣にいる綺麗な女性は君のいい人かな?」
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「はい(笑)」
「お~君もついにだな~」



「ねえ…」
「あ?」
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「さっきからあの女のところに人だかりができてんだけど…何者?」
「あれが麗華だよ。亮の元カノで二宮財閥のお嬢様」



「あ、だからか…見た事あると思った…」
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「正直な話…今回、二宮家がスポンサーを降りたのは亮と別れたからかもな…。
つーか逆かな。今までは亮のおかげでなんとか二宮家がついててくれたのかも?」



「え?何の話?」
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「聞いてない?二宮財閥は俺らのチームのスポンサーだよ。それが突然降りちまった。
俺らのチームは二宮家で持ってるようなもんだったから…。この先どうなる事やら…」



「嘘…。このみは知ってんの?」
「さあ…亮の事だから言ってないだろ?もっとも…すぐにバレんだろうな。
新聞にだってそのうち載るだろうし…」
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「そうなんだ…。うわ…大変…」
「だから俺達があちこちのパーティーに顔出して他のスポンサーに頭下げて回ってんだよ」



「そう言う事か…。あんた達も大変なんだね…」
「俺らみたいな小さなチームはただボールを蹴ってればいいって訳にはいかねんだよ…」
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「だから急にパーティーに出だしたのか…」
「ああ…。けどかなり無理はあると思う。チームの解散も時間の問題かもな…」



「でもさ、実際の話、亮さんはどこでもやってけるでしょ?
今のチームがダメなら他に移籍でもなんでもすればいいんじゃないの?」
「もちろんさ。でもさ、昔亮が怪我した事知ってるだろ?」
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「うん、聞いてる」
「その時に世話になったのが今の監督なんだよ。亮は恩返しのつもりなんじゃねーかな…。
亮は何があっても監督の側を離れねーと思うぜ。きっと最後まで一緒にいるさ…」



「へえ…。亮さんらしいね…」
「まったくな。ほんっと…あったまくるぐらいいい男だよな…」
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「で、あんたもなんで移らないの?」
「俺はこの町が好きだし、それに、亮もいるしな」



「あんたも亮さんに惚れてんだ?」
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「ああ(笑)俺も亮が最後まで残るなら一緒に残る。もう覚悟は出来てるさ」
「へえ…」



「俺さ…ほんっと…全然ダメな時期があってさ…。
チームのメンバーから見放されてる時、亮だけが俺を見放さなかったんだ…」
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「お前はバカで単純だけど、お前の”蹴り”だけは最高だって言ってくれてさ…」



「はは…ほんっと単純だよな…。亮のその一言だけで元気モリモリになっちまってよ…
それから一気に全部がうまくいき出した。試合に出られるようになったのも亮のおかげさ」
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「あんな男…どこにもいないよ…。俺は亮にどこまでだってついていける。
亮と一緒に自滅するなら恐くないさ…」



「そっか…。本当にいい男だね…」
「ああ…」
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「このみは最高の男を捕まえたって訳か…」
「俺の次にな(笑)」



ローリーはこの時、失敗したと思った。
こんな話を聞かなければよかったと…。
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亮が最高の男なのは十分過ぎる程分かったが、
それと同時にゴルゴの熱い部分もみてしまった。



亮が監督のためにそこまでするなら、ゴルゴだって亮のためにそこまでしてる。
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これだから男の友情は困る…。胸が熱くなってしまうではないか…。



(ゴルゴ…)
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(そう言うあんたも最高だよ…)



「さ~てと、俺もそろそろヘイコラしてくっか。お前も付き合え。
ウインクの一つでもしてくれりゃいいから。多少は効くだろ?」
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「なによそれ!」



「疲れた?」
「いいえ、大丈夫です…。それより亮さん…さっきの話…」
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「ああ、ちょっとトラブルがあってね。麗華が絡んでるから君にはいいづらかった。ごめん」
「そんな事はいいんですけど…。でも大丈夫なんですか…?」



「大丈夫さ。俺からも麗華に頼んでみようと思ってる。なるようになるだろ…」
「そうですか…」
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「ところで、もう少ししたらここを抜け出してどこかに泊まろうか?」
「え~!いいですよ~もったいないもん」



「もったいない?」
「はい。せっかく家があるのにダメです」
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「はいはい(笑)君は(俺の)いい奥さんになるな?」
「え?」



「きっといい奥さんになる」
「そ、そっかな…」
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「これで俺も安心♪」
「え?」



「いや~しっかりもので助かったな~」
「なんの事です?」
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「ニブイな~君は(笑)」
「…?」



「おいで…」
「あ…」
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「そのうち落ち着いたらプレゼントするよ…」
「…なにを?」



「永遠の証を…」
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「え!?」



「あれ?欲しくない?」
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「だ、だって!」
「落ち着くまでもう少し待って」



(嘘…今のって…)
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「………」



「じゃ俺ちょっと一回りしてくるから。一人で大丈夫?」
「ええ、大丈夫です。適当に飲んでます」
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「あまり飲みすぎんなよ」
「はい(笑)」



クス…俺もキザだよな(笑))
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カチャ…



「あら、こんばんわ」
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「あ…」



「こ…こんばんわ…」
「今日は亮と一緒に?」
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「はい…」
「そう…」



「ずいぶんと仲がいいわね…うらやましいわ…」
「あの…」
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クス…亮って素敵でしょ?ベットでも最高の男よね…」
「え…」



クスクスクス…あなたみたいな子が亮に関わると大変ね。
抜け出せなくなるかもしれなくってよ?」
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「何の事ですか…?」
「うふふ…」



「あなた、いま亮のチームが大変な事になってるのご存知?」
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「はい…知っています…」
「そう…。これからどうするのかしらね…?」



(なにこの人…まるで他人事みたいに…。それにさっきから失礼な事ばかり。
この間だって私にワザと聞こえるように中絶の話なんかして。そうよ…あれはワザとだわ)
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(私…この人嫌い…)



「あの…どうして突然スポンサーを降りられたんですか?」
「あら…分からない?うふふ…あなたなら分かるでしょ?」
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「私が…?」
「本当は分かってるくせに…」



「分かりません…」
「ふふ…なら教えてあげる。それはね…あてつけよ。あ・て・つ・け。
亮に対するあてつけに決まってるでしょ?クスクスクス…
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「そんな…。そんな事でチームを巻き込んだんですか?!」
「ええ、そうよ」



「ひどい…」
「もっとひどい事をするかも知れなくってよ?」
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「でもそうね…率直に言った方がいいわね。あなにも関係がある事だし…」
「何が言いたいんですか…」



「はっきり言うわ。亮を…私に下さらない?私、亮ともう一度やりなおしたいの。
そうなればスポンサーは今まで通りよ。チームを巻き込まなくても済むしね」
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「亮だってこのまま彼一人のせいでチームがダメになるなんて…心苦しいと思うわ。
そんな思いを彼にさせたくはないでしょ?」



「あなたは何を言ってるんですか…」
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「だからそんな事になる前に亮を私に頂戴と言ってるの。簡単な話でしょ?
ももちろん、あなたにもお礼はたっぷりとさせていただくわ。どうかしら?」



「………お断りします」
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「亮さんは物じゃありません…。それをあなたは…」



「そうね…。彼は物じゃないわね。彼は立派な人間よ。そしてとっても魅力的な男でもあるわ…」
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「だから私は彼が欲しいの。あなたなら分かるでしょ?同じ男を愛したんだもの…」
「私…あなたが何を言ってるのか分かりません。失礼しま…」



「亮はどう出るかしら?このままチームを見捨てられる?
ふふ…あなたに頼まなくても亮が勝手に戻ってきてくれるかも知れないわね…」
「あなたは…そうまでして亮さんを…」
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「ええ、欲しいわ。いずれにしろ、亮次第って事ね…」
「亮さんは絶対に戻ったりなんかしません。私達はいずれ結婚するつもりですから。
あなたとはもう何も話すことはありません…。失礼します…」



亮は渡さないわ!絶対に渡さない
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「……私も」



彼を渡しません…。絶対に
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「気が強い事…」



「どんな事があっても渡しませんから…」
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「ふふ…。彼は必ず私のところへ戻って来るわ…。…きっとすぐにね…」
そう言いながら彼女は、魅惑的な笑みを向けた。



「麗華…」
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「あら、亮…。偶然ね…」



「ちょうどよかった。君にちょっと話がある…」
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「…そう?なにかしら?」
「ちょっと向こうへ…」



亮さん!
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「ん?」



「どうした?」
「私…帰りたい…」
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「ちょっとだけ待って。麗華とちょっと…」
「もう帰りたい…」



「亮さんの家に帰りたいんです…」
「このみちゃん…?」
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「…帰りたい…」
「おい…?」



クス…お話は又にした方がいいんじゃなくて?」
「あ…ああ…」
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「いつでも連絡頂戴。待ってるわ」



「では失礼」
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「………」



「どうした…?…麗華に何か言われた?」
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「いえ…そんな事は何も…。きっと飲み過ぎたんだと思います。ちょっとムカムカして…」
「大丈夫か?分かった。すぐに帰ろう」



「亮さん…」
「ん?」
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「抱っこ…」
「抱っこ?(笑)」



「抱っこして下さい…」
「はいはい(笑)」
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「今夜は甘えん坊だな?」
「たまには甘えたい時もあるんです…」



ギュッ…
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心臓がバクバクしていた。



彼女に言われた言葉にではない、鋭く光るあの瞳にだ。
恐ろしい程に自信に溢れていたあの瞳…。
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あの自信はいったいどこから来るのだろう。
分からない…。分からないけど…



その夜、見えない不安が彼女を支配していた…。
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続き、第24話(本館)へ 「近づく嵐」 
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